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2006年9月

僕がもってるもっとも変なCD

最近Gentle GiantのInterviewを購入した。相変わらず凄い。聴くたびになんともいえない独自の音楽性だよなあ、と思う今日この頃なのだが、でもこのやばいブツには勝てないだろう。

Alchemy
Third Ear Band/Alchemy

邦題は「錬金術」。とにかくすげー変。そもそもロックなのか?ギター・ベース・ドラムがいないぞ。パーカッション・オーボエ・チェロ・バイオリン・リコーダーあたりが活躍してる。ミニマムかつ民俗音楽チックだ。いろいろぐぐってみるとチェンバー・ロックの祖ということになっているらしい。室内楽風ロックかあ。当時はエレクトリック・アシッド・ラガと言われてたとか。こんなの聴いてた日には「お前、なんかあった?」と心配されることうけあいだ。しかし、久々に聴いたがやっぱり僕はこれ結構好きかも。なんかハッタリがきいてて。クリムゾンの「アイランズ」がいける人なら聴けると思うんだけど、どうかな~?

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Rosa Passos/Festa

Festa

いや、いーわこれ。「今度は大好きなボサノバをやってみました~」みたいなまがい物とは根本的に違う。これが本物、。これを聴くべき。ていうか聴け!

・・・とか思わず言いたくなる素敵なアルバムです。1stで彼女に魅せられた僕はオリジナル曲の多い、というこのアルバムを今回は購入してみたのだけど、大正解。彼女はホント魅力的な曲をかくよねえ。それもいろんなタイプの曲を。でも一本筋が通ってる。彼女の曲はボサノバの影響をうけたミュージシャンというよりはボサノバを生み出したオリジネイターの曲のようだ。一度生まれた地点に帰って、新しいものを生み出す。そうして生まれた曲は、だから凄く新鮮に聴こえる、のかなあ?聴いててちっとも飽きません。

もちろん、ローザの歌声もいい。上手いんだけど、上手さを感じさせないのが好きだなあ。かわいらしさが勝ってる、というか。まあ歌いすぎない人は昔から好きです。

とか書いてる間にアルバム終わっちゃった。明るすぎず、暗すぎず、BGMにもするもよし、じっくり聴くもよし。おすすめであります。

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Television Personalities/And Don't The Kids Just Love It

And Don't the Kids Just Love It

なんかがちゃがちゃしたのが聴きたくなり、久々にTelevision Personalitiesのこれを引っ張り出してかけて見る。ご多分に漏れず、僕も‘I Know Where Syd Barrett Lives’が聴いてみたくて買ったんだけど、いつのまにかアルバム全部が好きになってる。このCDを買ったのはGuitar Pop Jamboreeのイベントに行ってた頃だから6、7年前だと思うんだけど、これを聴くとその頃のことを色々思い出す。といっても単に懐かしいっていうだけでもなく。今よりも音楽に積極的に接してたかなあとかね。ライブやイベントに出かけたり、自分でやったりして、自分も何か出来ないかなあと考えていたかも知れない。

Television Personalitiesの好きなところは好き勝手にやってる感じだ。へろへろな演奏、よれよれな声で耳に残るポップなメロディを撒き散らす。あの頃の僕は音楽的なルーツ?知ったことか、という感じの根無し草な雰囲気の音がたまらなく好きだった。こないだ書いたMighty Babyもサイケを通過した当時としては摩訶不思議な演奏だったと思うけど、今の耳で聴くとロックのもとになっている様々な音楽との連続性がまだ残ってる。まあTV'sだって改めて聴くと、英国的なひねくれポップの系譜に連なる音だけど、R&Bやロックンロールそのものとは距離を感じる。ヴェルヴェッツ直系のギターバンドのさきがけなんだよな。シンプルでラフ過ぎる演奏。へたっぴなヴォーカル。でもダン・トレーシーのソング・ライティングは素晴らしい。

この記事書くために例によっていろいろみてたら、新譜出てるんだね。ダンは行方不明になって久しいと思ってたんだけど、嬉しいな。

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Mighty Baby/Mighty Baby

Mighty Baby

最近ジャズ系にかたよってたのでたまには違うのを聴こうかと手に取ったのはこれ。
書く前にいろいろ調べてたんだけどあんまりネットで取り上げてる人はいない。すげーマニアックなバンドなのかな?Actionというバンドの後身にあたるらしいが、Action自体が知る人ぞ知るという存在らしい。Paul WellerがActionのファンらしいが。てことはモッズ系?でも後身たるMighty Babyはメンバー、特にヴォーカルが違うせいか、そういう音ではない。69年英国産ロックらしい説明しにくい音だ。ブルース・ロックとかジャズ・ロックとかいう何とかロックみたいないわれるようになる前のロックなアルバム。1曲目のサックスのメロディが強い印象を残すんだけど、その曲も含め、それほど複雑で気をてらった曲構成ではないし、ジャケットから想像されるような、サイケな演奏でもない。ジャムっていくうちに曲がどんどん変化していく感じがいかにもこの時代の音って感じだけど、冗漫さは感じられないのはセンスのよさ故?ヴォーカルのメロディとコーラスがよい、というか練られているのも飽きがこない原因かもしれない。

ああ、説明しにくいなあ。昔、「ルーツ・オブ・ブリティッシュ・ロック」という本でこのバンドの記事を読んだとき、なんか凄そうだとずっと気になって、数年後CD屋でこのジャケットを見かけたときに買ってみたんだけど、そういうインパクトをこの文章であたえるのはとても無理そうだ。このアルバムにはActionの音源がボーナストラックで付いてるんだけど、これは60年代のブリティッシュ・ビートの流れで説明できそうな音なんだよね。メロディやオルガンのフレーズが妙にクラシカルで時代が感じられるのもいい。普通に曲も演奏もいいし売れてもおかしく音。売れなかった、というか正規なアルバムも出なかったらしいけど。Mighty Babyはこれよりもゆるくてメロディはいいけどポップさに欠ける。だからこれがMighty Babyの個性なんだと思うけど、それ故マニアックな存在にとどまったんじゃないだろうか?

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同じものをぐるぐると

気がつくと9月。えらく長い間放置してたもんだ。
ここを見てくれている極少数のみなさんこんばんは。とりあえず僕は元気です。
更新が止まってたからって特別なことがあったというわけでもなく。まあ仕事が忙しくはあったのだけど休日出勤してたわけでもないしね。ではなんで書いてなかったかというとぐっと来るCDに出会ってなかったというだけ。タワーとかも覗いてたんだけど、ダメで。音楽ネタ以外はわざわざ文章にする気がしなくて・・・。

音楽は聴いてたんだけどね。通勤時はジャズものでプレイリストを組んでiPod三昧。休日もその影響でジャズかブラジルものを流してたな。KENNY CLARKE - FRANCY BOLAND とかをしつこく聴いてて。でも彼らのことは何度か書いたしねえ、と思いながら。どっちかというと読書に意識が行ってたかも。こっちもとりとめもなく読んでた。宮部みゆきの時代物を再発見したりしてたなあ。

ちなみにいま聴いてるのはLittle Creaturesの“NIGHT PEOPLE”。今までは“WEATHER BOUND”が一番好きだったんだけど、去年でたこれもかなりいい。しばらくデジタルな音つくりで今ひとつぴんと来なかったんだけど、これはアコースティックで聴きやすい。もちろん彼らがやってるんだから、単なる原点回帰ってわけでもないし、いろんな要素が含まれてるんだけど、落ち着いて聴けるのはいいな。

NIGHT PEOPLE
Little Creatures/Night People

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