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2006年7月

ホーザ・パッソスはMPBの人ではないの?

ブラジルモノは好きだけど、全然詳しくないので、レコ屋ではまめに試聴することにしてるんだけど、これは当たりだった。ROSA PASSOSというひとの1st“Recriacao”。最初にウィスパー・ヴォイスにやられ、次に楽曲の素晴らしさにやられ。レコ屋のポップにもあったけど70年代のMPBが好きな僕にはたまりません。いったいどういう人なのかな~とネットで調べたんだけど、『「スカートを履いたジョアン・ジルベルト」 と謳われ、90年以降日本でも現役ボサ・ノヴァ・ヴォーカリストの最高峰として知られ』てるらしい。なんかぴんとこない、例えるならならイヴァン・リンスとか、円熟期のエリス・レジーナのほうがいいよな、1枚しか聴いてないくせに思ってしまった。まあ、ボサを唄っても魅力的なんだろうけど、この路線のが聴きたいなあ。

と書いてたらCD終わっちゃったので、Ivan Lins“Chama Acesa”にチェンジ。イヴァン・リンス、久々に聴いたけどやっぱりいいなあ~。曲も唄も演奏(特にキーボード!)も最高。ちょっとジャジーだけど複雑になりすぎないのがいいんだよね。

僕はボサよりMPBが好きだなと再認識。これ終わったら、デヴィッド・バーン選曲の“Beleza tropical”聴こうかな。

Rosa_passos
Chamaacesa
Beleza_tropical

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Sound And Vision

いい曲だよね。これが聴きたくて時々CDを手にする。でもこの曲だけが好きなわけではないからアルバムの頭からかけてみる。やっぱりすかすかな音だ。シンセの音がやたら気持ちいい。ボウイの声はかっこいいんだけど、しつこくない。前半の曲は重さが感じられない。なんか宙に浮いてるというか、現実感が希薄というか。だから後半の世界にごく自然に入れるんだろうか?結構昔は後半のインストをむずかしく考えてたんだけど、実のところ前半と殊更分けて考える必要はないのではないかと思う今日この頃。

Low
David Bowie/Low

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Gentle Giant“Free hand”35周年記念盤

僕はコレクター気質ではないし、オーディオマニアでもないので同じアルバムを2枚買うことは普通ないのですが、タワーのポイントがたまったのでこれ幸いと購入。今日は何度も聴いて「やっぱ音いいわ~」と大満足。このアルバムについては以前書いたのですが、複雑怪奇な楽曲をポップに聴かせるっていう部分が自分にとってのツボみたいです。楽器やってる人が聴くとほんととんでもない演奏らしいんですが、テクニックの品評会みたいに聴こえないのがいい。Gentle Giantはなぜか古臭さを感じないんですよね。カンタベリー系もそうだけど。彼らのアルバムは他にはOctopusIn a Glass Houseしかもってないんだけど、35周年記念盤で出しなおされてるものをそろえてみようかなとここを読んで思ったりしました。

Free Hand
Gentle Giant/Free Hand

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Feltの魅力って何だろ?

昨日書いたとおり、その後、自分内ではFelt大会。とりあえず“Ignite The Seven Cannons”を聴こうと思ったらなぜか見当たらないので、チェリーレッド期のベスト盤“Absolute Classic Masterpieces”を引っ張り出してきた。いやーかっこいい。ローレンスのヴォーカルスタイルからどうしてもNYパンクを想起してしまう僕としては初期の彼らの尖った暗さが好きだな。ディーバンク主導(と思われる)インスト曲も素晴らしい。どこかで彼のギターを評して「彫刻のような」という表現をしてるのを見かけたのですが、まさにそんな感じ。息をのむ様な美しさ。後期のかれらの音を考えると、ローレンスはもう少しポップなのがやりたかったのかも知れないと思ったりするし、ディーバンクと音楽的には合ってない部分も多々あっただろう。でも優れたソングライターが複数いるバンドの緊張感が僕は好きなので、彼らがバンドを組んでいくつかの素晴らしい作品を残してくれたのをうれしく思う。

Absolute Classic Masterpieces
Felt/Absolute Classic Masterpieces

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The Durutti Columnの新譜

先週例によってCDを何枚か購入して、今日はそれをじっくり聴いてみたんだけど、圧倒的に気に入ったのが、The Durutti Column“Keep Breathing”。新譜といっても去年出たらしい。こないだ雑誌でそのことを知ってよさそうだったんで、久々に買ってみたんだけど、当たりだったよ!

彼ら(というかヴィニ・ライリー)のファンの多くがそうであるように僕も初期2枚が好きなんだけど、今回のはそれ以来の出来かも。最初は彼らにしては普通っぽい曲で始まり、だんだんあの独特すぎるギターに引き込まれていく。後ろの方で呟いてるようなヴォーカルもなんかぐっと来るし。いいなあ。そうとう気に入っちゃったので、じっくり聴いて感想はまたの機会に書きます。

いつもそうなんだけどThe Durutti Columnを聴くとFeltが聴きたくなる。それもモーリス・ディーバンクがいた頃の。どちらも暗くて美しく硬質で力強いギターがたまりません。控えめなヴォーカルもいいけど、どっちかというと楽器として機能しているような感じでそこがまたいい。いつも聞いてるわけじゃないんだけど、この2バンドは僕の基本。ずーっと好きだろうな~。

Keep Breathing
The Durutti Column/Keep Breathing

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Elliott Smithのこと

彼の音楽をはじめて聴いたとき、思ったのは「これからは仕方がない、と思わずにすむな」ということだった。
良質な音楽は沢山あるし、メロディだけが音楽の重要さだとも思わない。だから初めてビートルズの赤盤を聴いたときのほどの衝撃、あのメロディと歌声、無数にあるはっとする驚きを他の多くのミュージシャンから得られることがなくとも、それは仕方のないことなんだ、と長いこと音楽を聴いてるうちに納得しようと努力してきた。でも、これからは彼がいる。僕と同年代のElliott Smithがそれを満たしてくれるだろうと“XO”を初めて聴いたときに思った。聴けば聴くほどメロディもアレンジも素晴らしく毎日通勤中聴きまくった。それからライブにもいった。次に出た“Figure8”も聴いた。これも素晴らしかった・・・こうして彼の音楽は僕には欠かせないものになった。そしてこれからも僕の音楽生活とともにあるんだろうなあ、と思ってた矢先、2003年10月彼はこの世からいなくなってしまった。

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