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2006年6月

Sahib Shihab/Sahib Shihab and the Danish Radio Jazz Group

ジャケットも渋くてイイ!!

Sahib_shihab_drjg

この人の存在はKenny Clarke - Francy Boland Big Bandでフルートを吹いてたので知りました。彼のリーダー作である本作は激レア盤を澤野工房がCD化したものらしいのだけど、なんでレアだったのかなって思わずにはいられない、魅力的なアルバムでした。なんといっても曲が素晴らしいし、その楽曲の魅力を引き出すような緻密なアレンジがいい。このアルバムはデンマーク盤なんだけど、ヨーロッパのジャズはアメリカのそれとは明らかに違った感触がありますよね。こっちのほうが楽曲重視というか。前にも書いたような気がするけど、申し訳程度に曲のテーマを演奏して後はアドリブ合戦みたいなものより、こういう分かりやすいかっこよさに惹かれます。1曲1曲は短いし、引き締まった演奏で冗長な部分というものがないので、まったく退屈する瞬間がありません。ジャズを聴いてみたいけど何を聴いていいか分からないという人には最適かも知れないですね。

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Gastr Del Sol/Upgrade & Afterlife

Viva! 実験音楽!

Upgrade & Afterlife

ジャケットが気に入って買ったのですが、内容も気に入りました。
こういう実験することと音楽することが分かちがたく結びついてる作品はめったにないです。
ギターやピアノの反復されるフレーズに様々なノイズをぶつけるというのが基本的な作風なのですが、その音の重なり具合が凄くいい。和音の響きとは違う、濁った音の響きなのになぜだか耳にこびりついて離れない。そこにはそれを美しいと感じるのに驚きを伴わざるを得ないような、そんな美しさがあるのです。デイヴィット・グラブス、ジム・オルークによる緻密なたくらみ。こんな音楽もあるんだなあ・・・。

次作の“Camoufleur”のようなポップな要素はこちらにはないですが、このアルバムの凛とした音の連なりの方が僕にはしっくり来ます。

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