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ロキシーのギターのひとがやっていたバンド

ユキヒロはYMO以前にサディスティック・ミカ・バンドというバンドにいたわけですが、彼らは海外でロキシーミュージックの前座としてしてツアーをしています。ミカ・バンドも好きなバンドだったので、ロキシー周辺も聴いとくか、ということでなんとなくレンタルCD屋で借りたのが高校生の頃。今考えるとこんなマニアックなものがおいてあったのは不思議だし、そこに自分も熱心に通ってたわけでもなかったので、これを若い頃に聴けたのはとても幸運でした。

当時、フィル・マンザネラについてはロキシー・ミュージックのギタリストという以外の知識はなく、したがってこのアルバムになんの予備知識もなかったので、このアルバムをはじめて聴いたときは意外でした。「あれえ、プログレじゃない、これ?」

僕はこの頃すでにロック名盤としてPink FloydやYes、King Crimsonといった超有名どころのプログレは聴いていて、凄いなあとは思っていたけど、のめりこむところまではいってませんでした。何度も聴くにはちょっと自分には大仰すぎて疲れる音楽だったんですよね。クラシック至上主義っぽいELPみたいなのは駄目だったし。

でもこれは繰り返し聴けました。それどころかテープがよれてきたので、探しまくってCDを買うほど好きになっちゃって。楽曲のメロディのよさ、練り上げられたアレンジ、とんがったギターや美しいキーボートの音色、複雑に絡み合ったリズムセクション、と今にして思えば、僕が好きになる要素がこのアルバムには詰まってました。

何よりも好きなのには幻想的というだけでは、いい足りない独特の空間みたいなのが作られているところですね。参加メンバーを見ると、フィルのほかはいわゆるカンタベリー一派なんですが、この音楽はジャズ・ロックといういいかたも表しきれない独自性というか孤高さがあると思うのです。

それにしても美しい音楽です。カンタベリー好きはもちろん、プログレファンには大推薦ですが、以前紹介したマイブラのぐしゃぐしゃな音色を「美しい」と思える人にも聴いてもらえたらなあと思ったりします。

にしても再発CDのあのジャケットは頂けないです。オリジナルのよさが台無し。

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